CONNECT 地域に根ざしたテクノロジー 地域に根ざしたテクノロジー 日本最北端の国立大学から考える未来。東京のIT企業との共同研究をはじめ、北見市を支える様々な取り組み。 国立大学法人 北海道国立大学機構 北見工業大学 大学所在地 |北海道北見市公園町165番地企業サイト |https://www.kitami-it.ac.jp 北見工業大学について 北見工業大学は、日本最北端の国立大学であり、北海道の豊かな自然に囲まれています。 この恵まれた環境の中で「自然と調和するテクノロジーの発展」をキーワードに、 地球環境問題を中心とした世界的課題や、第一次産業を基盤とする地域の課題を見いだし、 解決のために工学的知見から積極的に取り組む技術者の養成を目指しています。 最近では、共同研究においてもITを切り口とした企業とのコラボレーションが進んでおり、 首都圏企業との実践的な共同研究を通じた人材育成も進んでいます。 北海道国立大学機構 2022年4月、国立大学法人北見工業大学は、国立大学法人小樽商科大学および国立大学法人帯広畜産大学と経営統合し、国立大学法人北海道国立大学機構が設立されました。北見工業大学の工学、小樽商科大学の商学、帯広畜産大学の農学が一体となり、学びの探求と実践力の向上に意欲と情熱を持つ多様な学生が、国内外から北海道に数多く集まり、「実学の知の拠点」を形成し、地域社会の発展に貢献します。 共同研究実績 農業から観光まで。 ドローン制御の新たな試み 株式会社Zooops Japanとは、ドローン制御の共同研究を実施。ドローンの空撮による野生動物の検知から、自撮り棒に替わる旅行者の新たな写真撮影の方法まで、地域産業とリンクしたドローン利活用に向けた研究が行われました。 AIとの相乗効果にも期待 スマホでカーリングのデータ収集 北見工業大学ではカーリングのデータ化についての研究が進んでいますが、株式会社アイエンターとの共同研究では、ストーンの配置やショットのデータをスマホで撮影する画像により自動収集し、AIによる戦術データプラットフォーム構築をサポートしました。 あらゆるものに画像投影 プロジェクションマッピングの進化 大きな壁や建物に、立体構造を活かしたスケールの大きな映像を投影するプロジェクションマッピング。株式会社アイエンターとは、より小さいもの、動くものに対する投影技術の共同研究が行われました。 路面の凹凸を自動収集 異常箇所が一目でわかるマップシステム 急激な温度変化にさらされる北国の道路。路面のトラブルは切実な課題である一方、その異常を調査するには大変なコストがかかります。株式会社要との共同研究では、異常箇所をセンサーで自動収集し、位置情報と画像をマッチングして見える化されました。 株式会社 アイエンターのページを見る→ 株式会社 Zooops Japanのページを見る→ 株式会社 要のページを見る→ 冬季スポーツとデータ解析で オホーツクから世界へ 冬季スポーツの中から「アルペンスキー競技」と「カーリング競技」を取り上げ、国内唯一のシミュレーターによる解析技術を活かしたトップスキーヤーの競技力向上や用具開発のサポートのほか、カーリング競技では、人工知能を活用した戦略支援システムの開発や選手のスキル向上に向けた解析技術の開発に取り組んでいます。 カーリング戦術支援システム「デジタルスコアブックiCE」 カーリング戦術支援システム 「デジタルスコアブックiCE」 カーリング戦術の支援と選手育成を目的に、「デジタルスコアブックiCE」が開発されました。従来、試合情報の記録は手作業の紙媒体が一般的で、担当者の負担が大きくなっていました。 iCEはタブレット上で試合情報を記録・解析・可視化でき、2,400試合、約23万ショットの情報がデータベース化されています。これらのデータを解析することで、競技レベル毎の特徴や違い、チームの戦術面の特徴が明らかになってきました。iCEの分析ノウハウは日本選手権の実況中継にも応用され、リアルタイムの試合情報分析システムも構築されています。 10種類の測定システム群「競技力向上支援システム」 10種類の測定システム群 「競技力向上支援システム」 競技者の動作を多角的に測定し、戦術に影響する動きを解析しています。デリバリー動作やスウィーピング動作、ストーンの運動などを対象に、10種類のシステム群からなる「競技力向上支援システム」を活用してデータの蓄積・分析を行っています。動作に関するデータは立体的な変化の情報で、数値や2次元画面では不十分です。解析データを戦術と結びつけるため、複数の測定データをまとめ、VR空間で可視化する取り組みを行い、それにより、従来よりも遥かにリアルな状況で試合の振り返りやトレーニングを行なうことができます。 高性能スキーブーツの開発、CADモデルによるスキル解析 高性能スキーブーツの開発、 CADモデルによるスキル解析 映像から3D CADモデルによりターン動作を高精度で解析。2018年平昌冬季五輪に出場した3人の選手はこの技術によりスキルアップを図り、いずれの選手も優秀な成績を残しています。また、日本人の骨格的特徴に適したスキーブーツの設計・開発に成功しました。2014年のソチオリンピックでは上村愛子選手が使用し、4位入賞という結果を残しました。 参加企業一覧 株式会社アイエンター 公式サイト Interview 株式会社エース・クリーン 公式サイト Interview 株式会社 要 公式サイト Interview 株式会社カンテック 公式サイト 株式会社 北見コンピューター・ビジネス 公式サイト Interview 桑原グループ 公式サイト Interview 株式会社システムサプライ 公式サイト 株式会社ジモティー 公式サイト Interview 株式会社Zooops Japan 公式サイト Interview 株式会社ネットワールド 公式サイト 株式会社ミクロスソフトウェア 公式サイト リコーITソリューションズ 株式会社 公式サイト 株式会社ローヤル企画 公式サイト 株式会社スマートバリュー 公式サイト Interview 北見工業大学 公式サイト Interview アルゴグラフィックス 北見カーリングホール 公式サイト